修復、製本の展示と講演会のお知らせ

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100年後も手に取れる本に ~内田嘉吉文庫修復報告2025~

特別研究室企画展示
100年後も手に取れる本に ~内田嘉吉文庫修復報告2025~
2025年10月21日(火)-12月28日(日曜日)

資料を「活用しながら保存する」が特徴である特別研究室では2024年度、内田嘉吉文庫をはじめとする所蔵資料12点の修復を行いました。西洋人が日本について記し、挿絵も多い17世紀から19世紀に出版された本の改装や綴じ直し、日本統治期の台湾で発行され、合冊保存されていた雑誌の分冊化など書籍修復家による創意工夫を凝らした修復過程の記録を公開します。書籍修復家・近藤理恵氏が講師を務める東洋美術学校保存修復科の学生による修復本もあわせて展示します。

4階 特別研究室
日比谷図書文化館
東京都千代田区日比谷公園1-4
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20251021-100_2025_1/

 

内田嘉吉文庫で一番古い本『世界の島々』について

内田嘉吉文庫の一冊 第3回
内田嘉吉文庫で一番古い本『世界の島々』について
2025年12月6日(土)14:00−15:30
講師:雪嶋宏一(早稲田大学名誉教授)

内田嘉吉文庫の中で一番古い本は、ヴェネツィアで16世紀に刊行されたベネデット・ボルドン『世界の島々』です。この本ではそれぞれの島の図に風向が示されていることから、航海図として描かれたものです。また、「日本」を木版画によって単独で図示した最初の本として以前から知られています。しかし、内田文庫本には出版年が印刷されていないため、出版の詳細はわかりませんでした。今回この本を調査して、出版事情についていくらかわかってきましたので、著者ボルドンおよび本書の成立事情、そして大航海時代における本書の意義についてお話しします。

お申し込み開始:2025年10月18日(土)10:00より
定員:60名 事前申込順、定員に達し次第締切)
参加費:1500円
お申し込み方法:イベント予約サイト「Peatix」、電話(03-3502-3340)、ご来館(1階受付)
①講座名、②お名前(よみがな)、③電話番号、*小学生以下のお子さまが参加される場合、保護者の同伴が必要です。(同伴者の方にも参加費が必要です)

会場:4階 スタジオプラス(小ホール)
日比谷図書文化館
東京都千代田区日比谷公園1-4
https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20251206-_3_11/

 

『秘密の本棚』展

2025年10月8日~10月17日
12時~18時半(土日と最終日17時まで)
10月13日、14日休廊
場所 ギャラリーびー玉
大阪市北区紅梅町2-6昭和ビル206号

 

京極夏彦と江戸期の版元

館長就任記念展示第Ⅱ期
2025年8月5日(火)-11月3日(月・祝)

印刷博物館現代日本のパッケージ2025

2025年10月4日(土)- 2025年12月7日(日)

P&Pギャラリー
東京都文京区水道1丁目3番3号 TOPPAN小石川本社ビル
https://www.printing-museum.org/

 

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